バックアップデータのマルウェアスキャン
注意:説明画像内において、以下のような黄緑色のチェックマークで示されている項目、また、各項目・機能の説明において有料オプションであると記載されている項目は、有料のオプションパックに含まれる内容です。オプションを購入されていないお客様の環境では、オプションの設定項目は表示されません。
注意:この機能・設定は有料のオプションパック (Advanced セキュリティ) に含まれる内容です
本機能では、バックアップを行ったデータがマルウェアに感染しておらず、クリーンであるか否かをチェックすることができます。これにより、バックアップされたデータに残った感染ファイルを、そのまま復元してしまうことを防ぎます。
このスキャンは、お客様のマシンの外 (弊社クラウド上) にて実行されるため、他のお客様のバックアップのスキャン終了までの待ち時間が発生する場合があります。
スキャンが行われていないバックアップデータのステータスは [スキャンされていません] となります。スキャンが行われたバックアップデータは、[マルウェアはありません] 、[マルウェアが検出されました] のいずれかのステータスとなります。
バックアップデータのマルウェアスキャンは、バックアップスキャン計画を作成することにより、設定を行うことができます。
注意:
- サポートされているバックアップの種類は、マシン全体のバックアップと、ディスク/ボリュームのバックアップです。
- 本機能は、 GPTまたはMBRによりパーティショニングが行われている、NTFSファイルシステムのボリュームのみでサポートされています。
- 本機能がサポートしているバックアップロケーションは、クラウドストレージのみとなります。
- CDP復元ポイントが存在するバックアップもスキャン対象として選択することが可能ですが、その場合、CDP復元ポイント以外の定期的な復元ポイントのみがスキャンされます。
- バックアップの復元時にスキャンを行う、安全な復元機能では、CDPバックアップではサポートされていません。最後の定期バックアップに基づいて、CDP復元ポイントのデータなしにマシンが復元されます。CDPデータを復元する場合は、ファイル/フォルダの復元を開始します。
【バックアップスキャン計画の作成】
バックアップスキャン計画の設定手順は以下の通りです。
1. バックアップ管理画面から、[計画] > [バックアップスキャン] に進みます。
2. [計画の作成] を選択します。
3. 計画名と、以下の設定を行います。
- スキャンの種類
- クラウドストレージ – この設定は現在変更することができません。
- スキャン対象のバックアップ
それぞれ、[追加] をクリックし、選択を行います。
- ロケーション – スキャンを行うバックアップのロケーションを選択します。
- バックアップ – スキャンを行うバックアップデータを選択します。
- スキャン対象
- マルウェア – このオプションは現在変更することができません。
- 暗号化 – 暗号化されたバックアップデータをスキャンするためのパスワードを指定します。ロケーションや複数のバックアップデータを選択した場合、すべてのバックアップデータに対応する1つのパスワードを指定することができます。パスワードがバックアップに合致していない場合、アラートが作成されます。
- スケジュール – このオプションは現在変更することができません。計画作成後に自動実行されます。
4. [作成]をクリックします。
バックアップスキャンの結果の詳細は、「バックアップスキャンの詳細」ウィジェットにて確認することが可能です。